2020年8月28日 / 最終更新日時 : 2023年4月12日 haekon 血脈の火 宮本輝著「血脈の火」の風景(その7最終回) 様々な人生模様 街は華やかに 熊吾のきんつば屋は繁盛し立ち食いのカレーうどん屋を併設するほどに成長します。終戦後10年以上過ぎ、家の前にある「船津橋を渡っていく自動車の数が、ことしに入ってから確実に増加していた。市電に乗 […]
2020年8月27日 / 最終更新日時 : 2023年4月12日 haekon 血脈の火 宮本輝著「血脈の火」の風景(その6) 新しい事業を開始 昭和20年代の終わり 「一家のためのおせち料理作りにやっと取りかかった房江は、明日が昭和20年代最後の日であることをラジオのニュースで知った」とあります。房江は「敗戦という事態を迎え、被占領国となり、世 […]
2020年8月27日 / 最終更新日時 : 2023年4月12日 haekon 血脈の火 宮本輝著「血脈の火」の風景(その5) 食事療法を開始 入院生活 糖尿病の権威・小谷医師の診察を受けた熊吾は、食事療法を学ぶために入院することになります。現状を訊いた熊吾に対し「悪いですな。このままの生活を続けると、半年後には眼底出血を起こし、白内障になり・・ […]
2020年8月27日 / 最終更新日時 : 2023年3月25日 haekon 血脈の火 宮本輝著「血脈の火」の風景(その4) 台風被害と城崎への旅 台風15号 事業を順調に立ち上げた熊吾に大きな事件が置きます。小説中には「気象台がC級台風だと予報した台風15号の、想像を絶する被害を知った」と記述。「時速80キロから100キロの速度で、日本列島を […]
2020年8月12日 / 最終更新日時 : 2023年3月25日 haekon 血脈の火 宮本輝著「血脈の火」の風景(その3) 戦後日本の風景 浦辺ヨネ 浦辺ヨネは熊吾の愛媛時代の幼馴染。わうどうの伊佐男との子を妊娠した後、大阪で暮らし「正澄(まさずみ)」という子を産みます。ちょうどその頃、城崎温泉でひっそりと店を営んでいた丸尾千代麿の愛人が亡く […]
2020年7月31日 / 最終更新日時 : 2023年3月25日 haekon 血脈の火 宮本輝著「血脈の火」の風景(その2) 伸仁の小学校生活 小学生になった伸仁。初日からトラブルがありましたがたくましく成長していく過程が描かれています。他にも大阪での熊吾の事業の開始や観音寺のケンなるヤクザとの出会い、友人の娘・麻衣子と夫・井手とのトラブルなど […]
2020年7月19日 / 最終更新日時 : 2023年3月31日 haekon 血脈の火 宮本輝著「血脈の火」の風景(その1) 大阪での生活を開始 故郷の南宇和を離れ大阪にやってきた熊吾。時代は昭和27年、大阪の街は大部復興してきましたが戦地からの引き上げ船などもあるなど大戦の影響も色濃く残っています。 人物紹介 この小説は「流転の海」シリーズの […]