2025年7月5日 / 最終更新日時 : 2025年7月5日 haekon 遠野物語拾遺 柳田国男「遠野物語拾遺」の風景(その7) 不思議な場所やお宝伝説 「タイマグラ」のような里と山の境界では見慣れぬ風体の人を見かけることがありました。ほかにも死んだはずの女が目撃された「竜の森」や巨木に太い藤が大蛇のようにからまる「宝竜の森」などの不気味な場所も紹 […]
2025年6月28日 / 最終更新日時 : 2025年7月3日 haekon 遠野物語拾遺 柳田国男「遠野物語拾遺」の風景(その6) 山男や山女 遠野の山には前回(遠野物語拾遺の風景その5・参照)紹介した修験者のほか、製鉄を生業としている人たちも多く、里の人たちからは「山男」として恐れられていました。「山男」が女をさらう事件もあり、後日、女に再会する話 […]
2025年6月26日 / 最終更新日時 : 2025年6月27日 haekon 遠野物語拾遺 柳田国男「遠野物語拾遺」の風景(その5) 座敷ワラシや御蔵ボッコの話、天狗の置き土産 今回は「座敷ワラシ」や「天狗」などをメインにして「遠野物語拾遺」の風景を追っていきましょう。「座敷ワラシ」がやってくると家が繁栄するとされ、類似する神様の「御蔵ボッコ」を含め、 […]
2025年6月24日 / 最終更新日時 : 2025年6月24日 haekon 遠野物語拾遺 柳田国男「遠野物語拾遺」の風景(その4) オシラサマを中心として 「遠野物語拾遺」には「オシラサマ」の話が多数収録されています。「オシラサマ」には家ごとに多彩な素材や形状があり、「蚕の神」としてだけでなく「目の神」や「狩猟の神」としても信仰されてきました。ほかに […]
2025年6月20日 / 最終更新日時 : 2025年7月3日 haekon 遠野物語拾遺 柳田国男「遠野物語拾遺」の風景(その3) 多彩な神様たち 「遠野物語拾遺」にはさまざまな神様が登場します。「会下の十王堂」には子供と遊んだり、田植えを手伝ったりする活動的な神様が鎮座しています。また、「愛宕様」などの神様たちは人に姿を変えて、遠野の町を火事から守 […]
2025年6月14日 / 最終更新日時 : 2025年6月14日 haekon 遠野物語拾遺 柳田国男「遠野物語拾遺」の風景(その2) 巨石伝説 約1億1千万年前、遠野周辺には火山活動により南北37 km・東西22 kmもの花崗岩(遠野花崗岩)の地盤ができました。それから長い年月の浸食・風化を経て、数多くの巨石や奇岩が形成され、現在に至るとのこと。今回は […]
2025年6月13日 / 最終更新日時 : 2025年6月13日 haekon 遠野物語拾遺 柳田国男「遠野物語拾遺」の風景(その1) 遠野の地名の由来 「遠野物語(明治43年初版発行)」(遠野物語の風景その1・参照)の再販(昭和10年)に際し、遠野物語の二部という形で追加されたのが「遠野物語拾遺」です。遠野物語が119話であるのに対し、拾遺は299話と […]
2025年6月10日 / 最終更新日時 : 2025年6月10日 haekon 四谷怪談 田中貢太郎「四谷怪談」の風景(その2最終回) お岩の逆襲 前回(四谷怪談の風景その1・参照)は田宮家からお岩を追い出そうと、喜兵衛や伊右衛門たちが動き出したところまででした。お岩はまんまとその計略にはまりますが、田宮家に出入りしていた煙草屋から真実を聞かされると、夜 […]
2025年6月4日 / 最終更新日時 : 2025年6月10日 haekon 四谷怪談 田中貢太郎「四谷怪談」の風景(その1) 幽霊の代名詞「お岩さん」 今回は「皿屋敷(皿屋敷の風景)」や「牡丹燈籠」とならんで日本の三大怪談とよばれる「四谷怪談」の風景を追っていきましょう。お話には多彩なバリエーションがありますが、ここでは「東海道四谷怪談」の原典 […]
2025年5月31日 / 最終更新日時 : 2025年6月10日 haekon 皿屋敷 田中貢太郎「皿屋敷」の風景 皿屋敷とは 今回は「耳なし芳一」(小泉八雲「怪談」の風景その1・参照)などと並んで有名な怪談「皿屋敷」の世界をイメージしていきます。「皿屋敷」ゆかりの地は全国48か所にあるとされますが(伊藤篤「日本の皿屋敷伝説」などによ […]