2025年8月19日 / 最終更新日時 : 2025年8月19日 haekon 東奥異聞 佐々木喜善「東奥異聞」の風景(その5) ひょっとこの話 岩手周辺には「火焚き男」として働く下男が、その家の娘に見染められて出世するという話が多く伝わっています。その「火焚き男」の別名「火男」が訛ったのが「ひょっとこ」とのこと。以下では「火焚き男」や「火焚き女」 […]
2025年8月9日 / 最終更新日時 : 2025年9月5日 haekon 東奥異聞 佐々木喜善「東奥異聞」の風景(その4) 磐司磐三郎の話 柳田国男「神を助けた話」に登場する「磐次磐三郎」は山神様やマタギの神様のような近づきにくい存在に描かれています。一方、喜善版が収集した伝説のなかには単に「素の山人あるいは狩人」の「磐司磐三郎」もいました。 […]
2025年8月9日 / 最終更新日時 : 2025年9月5日 haekon 神を助けた話 柳田国男「神を助けた話」の風景(磐次磐三郎) 磐次磐三郎 「柳田国男先生著作集第10冊(神を助けた話)」からいくつかのお話を選んで、その風景を追っていきましょう。「磐次磐三郎」とは山寺を開基した円仁に帰依し、土地を譲ったとされる有名な狩人です。ですがその実在性はあい […]
2025年8月4日 / 最終更新日時 : 2025年8月4日 haekon 東奥異聞 佐々木喜善「東奥異聞」の風景(その3) 飛んだ神の話 今回は火事から飛んで逃げた神様のお話が中心となります。主役は神話に登場するような神様ではなく、「隠し念仏」の本尊「黒仏」や「オシラサマ」、「ゴンゲンサマ」、さらに偉いお坊さんの「杖」といった造形物です。後半 […]
2025年7月29日 / 最終更新日時 : 2025年7月29日 haekon 東奥異聞 佐々木喜善「東奥異聞」の風景(その2) 黄金のウシの話 遠野周辺には似たような金山伝説が多数伝わっています。キーワードは「黄金の牛」と「ウソトキ」、「七十五人または千人」など。佐々木喜善は聴き取り調査を行った15例以上の言い伝えから、主要な話を抜粋し、類似点・ […]
2025年7月23日 / 最終更新日時 : 2025年7月24日 haekon 東奥異聞 佐々木喜善「東奥異聞」の風景(その1) ふしぎな縁女の話 「東奥異聞」は「遠野物語(遠野物語の風景その1・参照)」の語り手で、「日本のグリム」と称される佐々木喜善がまとめた民話集です。遠野物語を補完する話も含み、東北地方の多彩な民話の世界に浸ることができます。 […]
2025年7月18日 / 最終更新日時 : 2025年7月18日 haekon 遠野物語拾遺 柳田国男「遠野物語拾遺」の風景(その10最終回) 遠野の風習 遠野物語拾遺の終盤(初回は遠野物語拾遺の風景その1・参照)には遠野の行事や風習が描かれています。なかには年回りの悪い子を一旦捨てたり、体の弱い子に別名を与えてもらったりする風習もありました。特に年末・年始はイ […]
2025年7月14日 / 最終更新日時 : 2025年7月14日 haekon 遠野物語拾遺 柳田国男「遠野物語拾遺」の風景(その9) 狐騒動や熊退治、空を飛ぶ話も! 大正時代の遠野では狐に騙された話が新聞に載ることもありました。また、熊に襲われそうになった猟師は死んだふりをしますが・・・。明治維新には内戦から避難するお姫様や風船で空を飛ぶ正体不明の人の […]
2025年7月9日 / 最終更新日時 : 2025年7月9日 haekon 遠野物語拾遺 柳田国男「遠野物語拾遺」の風景(その8) 大入道や動物の神・妖怪たち 「ノリコシ」は別名「見越入道」ともよばれる巨大な妖怪です。「ノリコシ」の撃退方法も記されているので頭の片隅に入れておいてください。また、遠野各地では狐や貉などが化けて出てし、さまざまな被害が報 […]
2025年7月5日 / 最終更新日時 : 2025年7月5日 haekon 遠野物語拾遺 柳田国男「遠野物語拾遺」の風景(その7) 不思議な場所やお宝伝説 「タイマグラ」のような里と山の境界では見慣れぬ風体の人を見かけることがありました。ほかにも死んだはずの女が目撃された「竜の森」や巨木に太い藤が大蛇のようにからまる「宝竜の森」などの不気味な場所も紹 […]