2023年9月4日 / 最終更新日時 : 2023年11月15日 haekon 吾輩は猫である 夏目漱石「吾輩は猫である」の風景(その2) ユニークな人が集まる主人の家 「吾輩」の主人(=漱石先生)は人がくると「高利貸にでも飛び込まれた様に不安な顔付をして玄関の方を見る」というほど人付き合いが苦手でです。ところが、前回の「金縁眼鏡の美学者(迷亭)」のように、 […]
2023年9月1日 / 最終更新日時 : 2023年11月15日 haekon 吾輩は猫である 夏目漱石「吾輩は猫である」の風景(その1) 吾輩、登場 「吾輩は猫である」は夏目漱石の処女作で「吾輩」と自称する名前のない猫の視点から人間社会を描いた長編小説です。親や兄弟たちと「薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた」吾輩は、(その家の)書生により家族から […]
2023年8月15日 / 最終更新日時 : 2023年8月15日 haekon 野の春 宮本輝著「野の春」の風景(その5最終回) 昭和43年の春を迎えて 宮本輝氏の「流転の海」シリーズの風景は今回で最終回です。熊吾は自分の中古車店・ハゴロモの運営に注力するだけでなく、木俣の高級チョコとフランス料理店とのコラボを成功させ、森井博美の遺産相続に手を貸す […]
2023年8月7日 / 最終更新日時 : 2023年9月21日 haekon 野の春 宮本輝著「野の春」の風景(その4) 熊吾の体に異変が! 「野の春」の後半は昭和42年から43年が舞台となります。経済成長は続いていましたが、学生運動が激しくなっていく時期でした。熊吾は糖尿病などが悪化し体調がすぐれない状態のなか、他人の面倒をみるために奔走 […]
2023年8月3日 / 最終更新日時 : 2023年8月15日 haekon 野の春 宮本輝著「野の春」の風景(その3) 伸仁は二十歳に 昭和42年、熊吾が「この子が二十歳になるまでは絶対に死なん」と誓った伸仁が二十歳を迎えました。別居中の熊吾も一緒に家族3人でお祝いをし、昔話に花を咲かせます。また、熊吾と同じ地元(現・愛媛県愛南町)の中村 […]
2023年7月7日 / 最終更新日時 : 2023年9月21日 haekon 野の春 宮本輝著「野の春」の風景(その2) タネの引っ越し 昭和41年の夏、房江や伸仁はそれぞれのお盆休みを満喫します。(伸仁が預けられた)蘭月荘に住んでいた熊吾の妹・タネは、息子の明彦の結婚を機に大阪府大東市に引っ越すことに。今回はその引っ越し前後の風景を追って […]
2023年7月6日 / 最終更新日時 : 2023年9月21日 haekon 野の春 宮本輝著「野の春」の風景(その1) 家族との別居生活 宮本輝氏の「流転の海」シリーズの最終巻「野の春」の風景をSNSの力を借りながら追っていきます。この巻は昭和41年の春からスタート。伸仁は大学に入り、次の年には20歳を迎えようとしていました。また、ホテル […]
2023年5月31日 / 最終更新日時 : 2023年8月15日 haekon 長流の畔 宮本輝著「長流の畔」の風景(その4最終回) 東京オリンピックの時代 新幹線の開通や東京オリンピックの開幕を迎え、日本は活気にあふれていました。熊吾は糖尿病や歯槽膿漏の治療のために病院通いが続きますが、伸仁が成人するまで元気でいることがモチベーションになっています。 […]
2023年5月30日 / 最終更新日時 : 2023年10月7日 haekon 長流の畔 宮本輝著「長流の畔」の風景(その3) 夫婦仲を改善しようとするも…… 熊吾は房江や伸仁に謝罪し、再び一緒に暮らしたいと考えます。何度もシンエー・モータープールに足を運びますが、房江に拒絶されたり間が悪かったりで状況はいっこうに改善しません。そんななか、追い詰 […]
2023年5月27日 / 最終更新日時 : 2023年9月21日 haekon 長流の畔 宮本輝著「長流の畔」の風景(その2) 熊吾夫婦がトラブルに 熊吾は「松坂板金塗装」を元パブリカ大阪北・専務の東尾修造に売り、借金の返却に当てることができました。会社の運営は順調ですが、愛人との関係を房江に知られ私生活の面では破綻をきたすことに・・・・・・。今 […]