2025年6月20日 / 最終更新日時 : 2025年7月3日 haekon 遠野物語拾遺 柳田国男「遠野物語拾遺」の風景(その3) 多彩な神様たち 「遠野物語拾遺」にはさまざまな神様が登場します。「会下の十王堂」には子供と遊んだり、田植えを手伝ったりする活動的な神様が鎮座しています。また、「愛宕様」などの神様たちは人に姿を変えて、遠野の町を火事から守 […]
2025年6月14日 / 最終更新日時 : 2025年6月14日 haekon 遠野物語拾遺 柳田国男「遠野物語拾遺」の風景(その2) 巨石伝説 約1億1千万年前、遠野周辺には火山活動により南北37 km・東西22 kmもの花崗岩(遠野花崗岩)の地盤ができました。それから長い年月の浸食・風化を経て、数多くの巨石や奇岩が形成され、現在に至るとのこと。今回は […]
2025年6月13日 / 最終更新日時 : 2025年6月13日 haekon 遠野物語拾遺 柳田国男「遠野物語拾遺」の風景(その1) 遠野の地名の由来 「遠野物語(明治43年初版発行)」(遠野物語の風景その1・参照)の再販(昭和10年)に際し、遠野物語の二部という形で追加されたのが「遠野物語拾遺」です。遠野物語が119話であるのに対し、拾遺は299話と […]
2025年6月10日 / 最終更新日時 : 2025年6月10日 haekon 四谷怪談 田中貢太郎「四谷怪談」の風景(その2最終回) お岩の逆襲 前回(四谷怪談の風景その1・参照)は田宮家からお岩を追い出そうと、喜兵衛や伊右衛門たちが動き出したところまででした。お岩はまんまとその計略にはまりますが、田宮家に出入りしていた煙草屋から真実を聞かされると、夜 […]
2025年6月4日 / 最終更新日時 : 2025年6月10日 haekon 四谷怪談 田中貢太郎「四谷怪談」の風景(その1) 幽霊の代名詞「お岩さん」 今回は「皿屋敷(皿屋敷の風景)」や「牡丹燈籠」とならんで日本の三大怪談とよばれる「四谷怪談」の風景を追っていきましょう。お話には多彩なバリエーションがありますが、ここでは「東海道四谷怪談」の原典 […]
2025年5月31日 / 最終更新日時 : 2025年6月10日 haekon 皿屋敷 田中貢太郎「皿屋敷」の風景 皿屋敷とは 今回は「耳なし芳一」(小泉八雲「怪談」の風景その1・参照)などと並んで有名な怪談「皿屋敷」の世界をイメージしていきます。「皿屋敷」ゆかりの地は全国48か所にあるとされますが(伊藤篤「日本の皿屋敷伝説」などによ […]
2025年5月27日 / 最終更新日時 : 2025年6月10日 haekon 怪談 小泉八雲「怪談」の風景(その4最終回) ろくろ首 昭和時代までの見世物小屋では「ろくろ首」が「蛇女」や「蜘蛛娘」などとともに人気の出し物でした(第一阿房列車の風景その3・参照)。今回登場する妖怪はその「ろくろ首」です。「囘龍」という僧が甲斐の山中で野宿をしよう […]
2025年5月22日 / 最終更新日時 : 2025年6月10日 haekon 怪談 小泉八雲「怪談」の風景(その3) 雪女 木こりを生業とする巳之吉とその主人・茂作は、仕事帰りに大吹雪にあいます。家に帰るには渡し船で川を渡る必要がありましたが、悪天候のため船頭は引き上げてしまい、仕方なく二人はそこで夜を過ごすことになりました。そして、夜 […]
2025年5月21日 / 最終更新日時 : 2025年5月21日 haekon 怪談 小泉八雲「怪談」の風景(その2) 貉(むじな) その昔、紀伊国坂は「むじな」が出るという噂がある人通りの少ない場所でした。ある夜、商人が坂を上っていくと、道の縁で娘がひどく泣いています。心配になって声をかけると、振り向いた顔には目・鼻・口がありませんでし […]
2025年5月19日 / 最終更新日時 : 2025年6月10日 haekon 怪談 小泉八雲「怪談」の風景(その1) 耳なし芳一 「遠野物語(柳田国男)」は民俗学発祥の記念碑とされるのに対し(遠野物語の風景その1・参照)、それより前に出版された「怪談」は民俗学の草分け的な作品です。今回は「怪談」の代表的なお話「耳なし芳一」をとりあげます […]