2020年7月31日 / 最終更新日時 : 2024年6月20日 haekon 血脈の火 宮本輝「血脈の火」の風景(その2) 熊吾の新事業と伸仁の小学校生活 熊吾は思いついた3つの商売(消火用ホースの修繕・雀荘・中華料理店)を同時に立ち上げました。他にも観音寺のケンというヤクザ者との出会いや周栄文の娘・麻衣子とその夫・井手とのトラブルなどがあり […]
2020年7月19日 / 最終更新日時 : 2024年7月5日 haekon 血脈の火 宮本輝「血脈の火」の風景(その1) 大阪での生活を開始 「血脈の火」は熊吾が故郷の南宇和から大阪に戻って1年弱が経った昭和28年の春から始まります。大阪の街は大部復興してきましたが、まだ戦地からの引揚者も多く、大戦の影響が残っていました。戦後生まれの伸仁も […]
2020年7月9日 / 最終更新日時 : 2024年3月27日 haekon 1973年のピンボール 村上春樹「1973年のピンボール」の風景(その6最終回) 再び鼠そしてスペース・シップの行方 女との関係を続けながらも孤独を感じる鼠(1973年のピンボールの風景その3・参照)。そしてピンボール台・スペース・シップに取りつかれてしまった「僕」(1973年のピンボールの風景その5 […]
2020年7月5日 / 最終更新日時 : 2024年3月26日 haekon 1973年のピンボール 村上春樹「1973年のピンボール」の風景(その5) 配電盤のお葬式&ピンボールの捜索 今回からはこちらの小説のタイトルにある「ピンボール」が本格的に登場します。1970年ごろ「僕」は渋谷のゲームセンターで「スペース・シップ」というピンボールに夢中になりますが、翌年 […]
2020年6月27日 / 最終更新日時 : 2024年3月22日 haekon 1973年のピンボール 村上春樹「1973年のピンボール」の風景(その4) 再び「僕」の物語 「僕」は双子との奇妙ですが平穏な毎日を送っていました(1973年のピンボールの風景その2・参照)。そんなある日曜日の朝、「僕」の部屋のドアをノックする音が響きます。また、風邪で休んだため翻訳すべき書類が […]
2020年6月22日 / 最終更新日時 : 2024年3月19日 haekon 1973年のピンボール 村上春樹「1973年のピンボール」の風景(その3) 鼠の物語 「1973年のピンボール」のなかで「僕」と「鼠」の物語は並行で語られる形式になっています。「鼠」の物語は、前作「風の歌を聴け(・・・の風景その4・参照)」の主要な舞台となった「ジェイズ・バー」から始まります。今 […]
2020年6月11日 / 最終更新日時 : 2024年3月18日 haekon 1973年のピンボール 村上春樹「1973年のピンボール」の風景(その2) 双子との生活 前回(1973年のピンボールの風景・その1)は「僕」の大学時代の回想部分が中心でしたが、今回からは現在(1973年)のストーリーになります。「僕」が友人とともに立ち上げた翻訳事務所は受注が増え、順調に売り上 […]
2020年6月8日 / 最終更新日時 : 2024年3月27日 haekon 1973年のピンボール 村上春樹「1973年のピンボール」の風景(その1) 双子の登場 村上春樹氏のデビュー作「風の歌を聴け(・・・の風景その1・参照)」に続く長編で、相棒の「鼠」が登場する三部作の二作目です。「風の歌を聴け」では主人公の「僕」は学生でしたが、こちらでは翻訳事務所の共同経営者にな […]
2020年6月4日 / 最終更新日時 : 2024年6月13日 haekon 地の星 宮本輝「地の星」の風景(その6最終回) 故郷を後に! 故郷に留まろうとする熊吾に対し、房江は親しい人が次々と不幸になるゲンの悪さを憂慮していました。そんな時、繁盛していたダンスホールが伊佐男のいやがらせにより休業に追い込まれます。さらに伊佐男が熊吾の前に猟銃を […]
2020年6月2日 / 最終更新日時 : 2024年8月22日 haekon 地の星 宮本輝「地の星」の風景(その5) ダンスホール開業&選挙出馬を断念 城辺町(じょうへんちょう)の商店街は復興が進み、人気歌手の公演依頼をするまでになりました。一方、自宅の脇に建てた熊吾のダンスホールは準備期間に不幸な事故が起こりましたが、順調な滑り出しを […]