2025年9月26日 / 最終更新日時 : 2025年10月8日 haekon 神を助けた話 柳田国男「神を助けた話」の風景(12三井寺の釣鐘) 三井寺の釣鐘 三井寺にある「弁慶鐘」は俵藤太が龍宮から持ち帰り、寺に寄進したと伝わっています(神を助けた話の風景・田原藤太・参照)。ところが「古事談」という古い書物にはこちらの話と類似した物語が記されているとのこと!主人 […]
2025年9月25日 / 最終更新日時 : 2025年10月8日 haekon 神を助けた話 柳田国男「神を助けた話」の風景(11龍太と龍次) 龍太と龍次 「龍太と龍次」は前回(神を助けた話の風景・田原藤太・参照)、俵藤太が龍宮でもらった宝の一つともいわれます。こちらは普通の宝物と違って、主人が思っただけで用を足してくれる便利な童子でした。大蛇(龍)の子だけに水 […]
2025年9月22日 / 最終更新日時 : 2025年10月8日 haekon 神を助けた話 柳田国男「神を助けた話」の風景(10田原藤太) 田原藤太 田原藤太秀郷は平将門の乱を平定し下野国(栃木県)の国司や鎮守府将軍の地位を得た「武士のルーツ」ともいわれる人物です。そして、蛇に頼まれて蜈蚣と戦うという二荒山・赤城山の争い(神を助けた話の風景・蛇と蜈蚣・参照) […]
2025年9月18日 / 最終更新日時 : 2025年10月8日 haekon 神を助けた話 柳田国男「神を助けた話」の風景(9蛇と蜈蚣) 蛇と蜈蚣 今回は二荒山と赤城山がそれぞれ蛇と蜈蚣(ムカデ)に化けて戦うという荒唐無稽なストーリー(神を助けた話の風景・日光山の猿丸・参照)の起源についてのお話です。そもそも蜈蚣が山神(赤城山)と関連付けられた理由は?また […]
2025年9月16日 / 最終更新日時 : 2025年10月8日 haekon 神を助けた話 柳田国男「神を助けた話」の風景(8卍字と錫杖) 卍字と錫杖 卍字・錫杖は岩木山にいた「二頭の鬼神」と伝わりますが、柳田氏は「磐次磐三郎(神を助けた話の風景・磐次磐三郎・参照)」伝説と関連付けて、「卍字=萬字(磐次)」、「錫杖」は「萬三郎」の別名と推測しています。また、 […]
2025年9月10日 / 最終更新日時 : 2025年10月8日 haekon 神を助けた話 柳田国男「神を助けた話」の風景(6山立由来記) 山立由来記 「山立」とは狩人や猟師のことで、その由来を記した秘伝書「山立由来記」は場所に関係なく狩猟ができる免状のようなものでした。今回、主役となるのは狩の達人でマタギの祖ともされる「磐次磐三郎(神を助けた話の風景・磐次 […]
2025年9月8日 / 最終更新日時 : 2025年10月8日 haekon 神を助けた話 柳田国男「神を助けた話」の風景(5阿津賀志山) 阿津賀志山 今回は猿丸大夫の子孫「温橿山式部次郎」(神を助けた話の風景・宇都宮の小野氏・参照)の名前にある「温橿山(阿津賀志山)」と猿丸との関係についてです。柳田国男は阿津賀志山での戦いの時に鎌倉軍・宇都宮朝綱の配下であ […]
2025年9月4日 / 最終更新日時 : 2025年10月8日 haekon 神を助けた話 柳田国男「神を助けた話」の風景(4宇都宮の小野氏) 宇都宮の小野氏 猿丸大夫は神のお告げを受けて宇都宮に遷りました(神を助けた話の風景・日光山の猿丸・参照)。しかし、その子孫の繁栄は長くは続きません。子孫の小野氏は日光で神主を務めますが江戸時代に没落します。また、平安末期 […]
2025年9月3日 / 最終更新日時 : 2025年10月8日 haekon 神を助けた話 柳田国男「神を助けた話」の風景(3日光山の猿丸) 日光山の猿丸 京都や芦屋から始まり(神を助けた話の風景・猿丸大夫・参照)、東北地方にまで広がった(神を助けた話の風景・会津の猿丸大夫・参照)猿丸大夫伝説は今回、日光・宇都宮の地で一段落します。こちらの猿丸大夫は歌詠みや弓 […]
2025年9月1日 / 最終更新日時 : 2025年10月8日 haekon 神を助けた話 柳田国男「神を助けた話」の風景(2会津の猿丸大夫) 会津の猿丸大夫 前回(神を助けた話の風景・猿丸大夫・参照)は主に近畿地方の猿丸大夫伝説について語られていましたが、今回は東北も含めた広い範囲に渡る伝説の地を追っていきましょう。金沢の猿丸大夫は「禁裡の御歌会」のために都に […]