2020年5月27日 / 最終更新日時 : 2023年3月25日 haekon 地の星 宮本輝著「地の星」の風景(その4) 選挙活動 ドテ焼き 熊吾は大阪に立ち寄ります。大阪時代に商売の取引をきっかけに友人となった丸尾運送店の店主・千代麿(ちよまる)にあることを依頼するためでした。千代麿は「大将、このドテ焼き、大阪で一番うまいドテ焼きでっせ」 […]
2020年5月26日 / 最終更新日時 : 2023年3月25日 haekon 地の星 宮本輝著「地の星」の風景(その3) 金沢へ 登場人物 この章では「流転の海」の登場人物がひさしぶりに現れます。今回初登場の人物も含めて下にまとめておきます。井草正之助・・松坂商会で熊吾の右腕として働くも、お金を持って姿をくらませる辻堂忠・・・熊吾に誘われ松 […]
2020年5月23日 / 最終更新日時 : 2023年3月25日 haekon 地の星 宮本輝著「地の星」の風景(その2) 新しい事業は? 老兵は死なず・・・ 昭和26年4月16日に占領下の日本からアメリカに戻ったマッカーサーは19日に退任演説を行います。下に引用させていただいたのは演説中のマッカーサーです。熊吾が読んでいた新聞にも同様の写真 […]
2020年5月21日 / 最終更新日時 : 2023年3月27日 haekon 地の星 宮本輝著「地の星」の風景(その1) うわじま闘牛 地の星の舞台 「地の星」は「流転の海」シリーズの2作目です。前作は大戦で全てを失った熊吾が大阪で会社を再建するところが描かれています。50歳になって初めて授かった伸仁や妻・房江の静養などのために会社を畳んで […]
2020年5月19日 / 最終更新日時 : 2023年12月1日 haekon 第二阿房列車 内田百閒「第二阿房列車」の風景(その5最終回) 雷九州阿房列車(後章) 第一阿房列車(・・・その4・参照)と第二阿房列車(・・・その3・参照)でもなじみの松浜軒に宿泊した百閒先生一行は梅雨晴れのなか、池を眺めながらのんびりと過ごしました。ところが、次の日からは本格的な […]
2020年5月13日 / 最終更新日時 : 2023年11月30日 haekon 第二阿房列車 内田百閒「第二阿房列車」の風景(その4) 雷九州阿房列車(前章) 今回の阿房列車は「鹿児島急行『きりしま』のコムパアト(寝台車)」で、前回(第二阿房列車の風景その3・参照)と同じく八代に宿泊、熊本、別府と九州各地を巡ります。先生たちは行く先々で美味しいお酒や地元 […]
2020年5月11日 / 最終更新日時 : 2023年11月30日 haekon 第二阿房列車 内田百閒「第二阿房列車」の風景(その3) 春光山陽特別阿房列車 「春光の山陽本線に、特別急行列車が走り出した。その処女運転に乗ってきた話」というお話です。京都までは夜行の急行銀河で移動し「始発は京都駅で、終着駅は博多」の特急「つばめ」に乗り込みます。車窓からは故 […]
2020年5月8日 / 最終更新日時 : 2023年11月30日 haekon 第二阿房列車 内田百閒「第二阿房列車」の風景(その2) 雪解横手阿房列車 今回は「新潟から帰って来て、間を三日置いて、四日目に又奥羽の横手へ出かけた」という少し忙しい旅です。「雪が解けない内に行って見たいと思った」とのこと。新潟はかまくらや梵天など冬の行事が開催される時期で、 […]
2020年5月7日 / 最終更新日時 : 2023年11月30日 haekon 第二阿房列車 内田百閒「第二阿房列車」の風景(その1) 雪中新潟阿房列車 昭和28年の冬、「あっち(新潟)の方は雪が降って、積もっているというので・・・それを一寸見て見たいと思う」と「阿房列車(「第一阿房列車」の風景1・参照)」の第二段を運行します。「本当の雪と云うもの」を眺 […]
2020年5月4日 / 最終更新日時 : 2023年3月25日 haekon 北の海 井上靖著「北の海」の風景(その9最終回) 台北への旅立ち 沼津に戻る 沼津の町に戻ると都会から遊びに来た男女が「大きな麦藁帽子をかぶり、開襟シャッツに短いパンツをはいている」 光景を見ます。「金沢にくらべると沼津の町は軽快でしゃれていたが、北国の城下町の持つしっ […]