2020年5月27日 / 最終更新日時 : 2020年5月27日 haekon 地の星 宮本輝著「地の星」の風景(その4) 選挙活動 ドテ焼き 熊吾は大阪に立ち寄ります。大阪時代に商売の取引をきっかけに友人となった丸尾運送店の店主・千代麿(ちよまる)にあることを依頼するためでした。千代麿は「大将、このドテ焼き、大阪で一番うまいドテ焼きでっせ」 […]
2020年5月26日 / 最終更新日時 : 2020年5月26日 haekon 地の星 宮本輝著「地の星」の風景(その3) 金沢へ 登場人物 この章では「流転の海」の登場人物がひさしぶりに現れます。今回初登場の人物も含めて下にまとめておきます。井草正之助・・松坂商会で熊吾の右腕として働くも、お金を持って姿をくらませる辻堂忠・・・熊吾に誘われ松 […]
2020年5月23日 / 最終更新日時 : 2020年5月23日 haekon 地の星 宮本輝著「地の星」の風景(その2) 新しい事業は? 老兵は死なず・・・ 昭和26年4月16日に占領下の日本からアメリカに戻ったマッカーサーは19日に退任演説を行います。下に引用させていただいたのは演説中のマッカーサーです。熊吾が読んでいた新聞にも同様の写真 […]
2020年5月21日 / 最終更新日時 : 2020年5月21日 haekon 地の星 宮本輝著「地の星」の風景(その1) うわじま闘牛 地の星の舞台 「地の星」は「流転の海」シリーズの2作目です。前作は大戦で全てを失った熊吾が大阪で会社を再建するところが描かれています。50歳になって初めて授かった伸仁や妻・房江の静養などのために会社を畳んで […]
2020年5月19日 / 最終更新日時 : 2020年5月19日 haekon 第二阿房列車 内田百閒著「第二阿房列車」の風景(その5最終回) 九州への旅(後編) 松浜軒にて 先生の八代の常宿では天気は小康状態。先生たちは梅雨晴れの景色を眺めています。池には「二尺に足りない位の小さな蛇が、水の上に鎌首を立てて泳いでいる」とあります。更に「睡蓮が咲いている浅いとこ […]
2020年5月13日 / 最終更新日時 : 2020年5月19日 haekon 第二阿房列車 内田百閒著「第二阿房列車」の風景(その4) 九州への旅(前編) 雨男のヒマラヤ山系君 「暦の上の入梅から10日計り過ぎた・・・・今日、6月22日も雨である。お午まえ、不世出の雨男ヒマラヤ山系君が面白くもなさそうな顔をしてやって来た」と始まります。今回の旅は「往きも […]
2020年5月11日 / 最終更新日時 : 2020年5月11日 haekon 第二阿房列車 内田百閒著「第二阿房列車」の風景(その3) 山陽本線の特別急行「かもめ」 京都までは急行銀河 山陽本線に乗るためには先ずは京都まで行く必要があります。先生たちが利用したのは「急行銀河」。例によって熱燗が入った魔法瓶を2つ持って出かけます。下に引用させていただいたよ […]
2020年5月8日 / 最終更新日時 : 2020年5月8日 haekon 第二阿房列車 内田百閒著「第二阿房列車」の風景(その2) 横手への旅 寝台急行・鳥海 新潟から戻って4日目に先生一行は横手に向かいます。今度も目的は雪を見ること。乗り込む列車は夜9時30分上野発の「急行鳥海」なる寝台列車です。下に引用させていただいたのは上野と青森を結ぶ「鳥海」 […]
2020年5月7日 / 最終更新日時 : 2020年5月7日 haekon 第二阿房列車 内田百閒著「第二阿房列車」の風景(その1) 新潟への旅 急行越路 昭和28年の冬に実施された旅は「雪中新潟阿房列車」という名称。知り合いから新潟は「道ばたに三尺(1m弱)の雪が積もりっ放し」ということを聞き本当の雪を見にいってみようと思い立ちます。 いつものように […]
2020年5月4日 / 最終更新日時 : 2020年5月4日 haekon 北の海 井上靖著「北の海」の風景(その9最終回) 台北への旅立ち 沼津に戻る 沼津の町に戻ると都会から遊びに来た男女が「大きな麦藁帽子をかぶり、開襟シャッツに短いパンツをはいている」 光景を見ます。「金沢にくらべると沼津の町は軽快でしゃれていたが、北国の城下町の持つしっ […]