2020年2月11日 / 最終更新日時 : 2024年10月23日 haekon 空海の風景 司馬遼太郎「空海の風景」の風景(その2) 大学を中退 前回(空海の風景の風景その1・参照)は地方豪族の家に生まれ、讃岐の国学、奈良の大学と順調にキャリアを積む空海の姿を追いました。官僚になることを期待されていた空海ですが、儒教を中心とした学問に疑問を感じ、大学を […]
2020年2月5日 / 最終更新日時 : 2024年10月21日 haekon 空海の風景 司馬遼太郎「空海の風景」の風景(その1) 幼・少年時代 司馬遼太郎氏は井上靖氏(しろばんばの風景その1など・参照)と同じく新聞記者から作家に転身という経歴を持ちます。「空海の風景」は膨大な史実をもとにしながらも、空海を肉眼で見るために、司馬さんの想像する人間的な […]
2020年2月3日 / 最終更新日時 : 2024年3月13日 haekon 風の歌を聴け 村上春樹「風の歌を聴け」の風景(その4最終回) 夏休みの終わり 大学の夏休みも終わりに近づき、東京に帰る日がせまってきます。そんなある日、何か問題を抱えて元気のない鼠をプールに誘いました。また、前回(風の歌を聴けの風景その3・参照)、旅行に出るといっていた「小指のない […]
2020年1月30日 / 最終更新日時 : 2024年3月11日 haekon 風の歌を聴け 村上春樹「風の歌を聴け」の風景(その3) ガール・フレンドたちや鼠のこと 「風の歌を聴け」では過去に付き合った3人のガール・フレンドに触れられていますが、ここでは最もページが割かれている「三番目の相手」についてピックアップします。また、「小指のない女の子」から「 […]
2020年1月29日 / 最終更新日時 : 2024年3月8日 haekon 風の歌を聴け 村上春樹「風の歌を聴け」の風景(その2) 「小指のない女の子」との出会い 前回(風の歌を聴けの風景その1・参照)は主に登場人物や舞台についての紹介をしました。ジェイズ・バーで鼠と他愛もない話をして平凡な日々を過ごす「僕」でしたが、バーのトイレで倒れていた女性を介 […]
2020年1月28日 / 最終更新日時 : 2024年3月6日 haekon 風の歌を聴け 村上春樹「風の歌を聴け」の風景(その1) 「風の歌を聴け」について 「風の歌を聴け」はノーベル文学賞の候補にも挙げられる作家・村上春樹氏のデビュー作です。20代最後の年を迎える「僕」が大学生時代の夏休みの出来事を回想する形式で描かれています。舞台は1970年の神 […]
2020年1月24日 / 最終更新日時 : 2024年12月25日 haekon 第一阿房列車 内田百閒「第一阿房列車」の風景(その7最終回) 奥羽本線阿房列車(後章) 前回(「第一阿房列車」の風景その6)横手駅に到着した一行は、横黒線(現・北上線)に寄り道をします。横手では小鯛の焼き物をさかなにお酒を堪能した先生が、宿の主人の依頼で筆を揮う場面が印象的です。山 […]
2020年1月22日 / 最終更新日時 : 2024年12月24日 haekon 第一阿房列車 内田百閒「第一阿房列車」の風景(その6) 奥羽本線阿房列車(前章) 今回は浅虫温泉着で終了した東北本線阿房列車の続編です。浅虫温泉では温泉を満喫し、青森までいって奥羽本線で秋田方面へ向かいます。青森で電車の待ち時間に散髪したり、秋田の宿では酔った勢いで軍歌を熱唱 […]
2020年1月21日 / 最終更新日時 : 2024年12月23日 haekon 第一阿房列車 内田百閒「第一阿房列車」の風景(その5) 東北本線阿房列車 「先ず初めに盛岡へ行こうと思う」と、次回・次々回の「奥羽本線阿房列車」まで続く東北の旅がはじまります。「阿房列車の立て前ではどこへ行っても、だれも待っていない筈」ですが、今回は盛岡で昔の学生が待っている […]
2020年1月17日 / 最終更新日時 : 2024年12月21日 haekon 第一阿房列車 内田百閒「第一阿房列車」の風景(その4) 鹿児島阿房列車(後章) 前回(「第一阿房列車」の風景その3)に続いて鹿児島阿房列車の後半です。先生一行は鹿児島に宿泊し酒盛りを堪能し、次の日は西南戦争の史跡や城山などに案内されます。次に肥薩線で熊本の八代まで行き、阿房列 […]