2025年5月31日 / 最終更新日時 : 2025年6月10日 haekon 皿屋敷 田中貢太郎「皿屋敷」の風景 皿屋敷とは 今回は「耳なし芳一」(小泉八雲「怪談」の風景その1・参照)などと並んで有名な怪談「皿屋敷」の世界をイメージしていきます。「皿屋敷」ゆかりの地は全国48か所にあるとされますが(伊藤篤「日本の皿屋敷伝説」などによ […]
2025年5月27日 / 最終更新日時 : 2025年6月10日 haekon 怪談 小泉八雲「怪談」の風景(その4最終回) ろくろ首 昭和時代までの見世物小屋では「ろくろ首」が「蛇女」や「蜘蛛娘」などとともに人気の出し物でした(第一阿房列車の風景その3・参照)。今回登場する妖怪はその「ろくろ首」です。「囘龍」という僧が甲斐の山中で野宿をしよう […]
2025年5月22日 / 最終更新日時 : 2025年6月10日 haekon 怪談 小泉八雲「怪談」の風景(その3) 雪女 木こりを生業とする巳之吉とその主人・茂作は、仕事帰りに大吹雪にあいます。家に帰るには渡し船で川を渡る必要がありましたが、悪天候のため船頭は引き上げてしまい、仕方なく二人はそこで夜を過ごすことになりました。そして、夜 […]
2025年5月21日 / 最終更新日時 : 2025年5月21日 haekon 怪談 小泉八雲「怪談」の風景(その2) 貉(むじな) その昔、紀伊国坂は「むじな」が出るという噂がある人通りの少ない場所でした。ある夜、商人が坂を上っていくと、道の縁で娘がひどく泣いています。心配になって声をかけると、振り向いた顔には目・鼻・口がありませんでし […]
2025年5月19日 / 最終更新日時 : 2025年6月10日 haekon 怪談 小泉八雲「怪談」の風景(その1) 耳なし芳一 「遠野物語(柳田国男)」は民俗学発祥の記念碑とされるのに対し(遠野物語の風景その1・参照)、それより前に出版された「怪談」は民俗学の草分け的な作品です。今回は「怪談」の代表的なお話「耳なし芳一」をとりあげます […]
2025年5月15日 / 最終更新日時 : 2025年5月22日 haekon 遠野物語 柳田国男「遠野物語」の風景(その9最終回) 遠野の地名や祭り 遠野には棄老伝説のある「デンデラノ」とそこで死んだ者のお墓「ダンノハナ」という地名が数多く残っています。なかでも佐々木喜善のお墓がある山口地区はこの2つがセットで残る貴重な場所です。また、遠野では「ゴン […]
2025年5月12日 / 最終更新日時 : 2025年5月12日 haekon 遠野物語 柳田国男「遠野物語」の風景(その8) シルマシや山の神の話 遠野では人が死ぬ前にしばしば前兆(シルマシ)がありました。例えば、死の床にあったはずの人が村のイベントに参加したり、お寺の和尚に話を聞きにいったりしたのが目撃されています。また、遠野には山の神と遭遇 […]
2025年5月8日 / 最終更新日時 : 2025年5月8日 haekon 遠野物語 柳田国男「遠野物語」の風景(その7) 遠野の神々や幽霊話 馬と人間の娘の悲恋からうまれた「オシラサマ」は蚕の神様としても信仰されてきました。また、外で子供と遊ぶのが大好きな「カクラサマ」は、それを邪魔する大人に対して容赦をしません。ほかにも人(のようなもの) […]