2025年8月26日 / 最終更新日時 : 2025年8月26日 haekon 神を助けた話 柳田国男「神を助けた話」の風景(その2) 猿丸大夫 今回は「磐次磐三郎(神を助けた話の風景その1・参照)」の父・猿王(または猿丸)と同一人物ともされる「猿丸大夫」のお話です。百人一首の「奥山に紅葉踏分け・・・」の作者として知られていますがその素性は謎に包まれてい […]
2025年8月23日 / 最終更新日時 : 2025年8月23日 haekon 東奥異聞 佐々木喜善「東奥異聞」の風景(その7最終回) 偽汽車の話 明治時代、全国に鉄道網が広がるにつれて「偽汽車」の話題が増えていきます。「偽汽車」とは主に深夜の単線で出会う「時刻表にない汽車」のことです。本物の汽車のような光や音を発しますが、運転士が意を決して進ませると、 […]
2025年8月21日 / 最終更新日時 : 2025年8月23日 haekon 東奥異聞 佐々木喜善「東奥異聞」の風景(その6) 嫁子ネズミの話 ネズミは神の使いともいわれますが、東北地方には人間がネズミになった、あるいはされてしまったという話が伝えられています。以下にはお産を控えた女性を冷たく扱ったためにネズミにされてしまった「こだまネズミ」の話 […]
2025年8月19日 / 最終更新日時 : 2025年8月19日 haekon 東奥異聞 佐々木喜善「東奥異聞」の風景(その5) ひょっとこの話 岩手周辺には「火焚き男」として働く下男が、その家の娘に見染められて出世するという話が多く伝わっています。その「火焚き男」の別名「火男」が訛ったのが「ひょっとこ」とのこと。以下では「火焚き男」や「火焚き女」 […]
2025年8月9日 / 最終更新日時 : 2025年8月10日 haekon 東奥異聞 佐々木喜善「東奥異聞」の風景(その4) 磐司磐三郎の話 柳田国男「神を助けた話」に登場する「磐次磐三郎」は山神様やマタギの神様のような近づきにくい存在に描かれています。一方、喜善版が収集した伝説のなかには単に「素の山人あるいは狩人」の「磐司磐三郎」もいました。 […]
2025年8月9日 / 最終更新日時 : 2025年8月25日 haekon 神を助けた話 柳田国男「神を助けた話」の風景(その1) 磐次磐三郎 「柳田国男先生著作集第10冊(神を助けた話)」からいくつかのお話を選んで、その風景を追っていきましょう。「磐次磐三郎」とは山寺を開基した円仁に帰依し、土地を譲ったとされる有名な狩人です。ですがその実在性はあい […]
2025年8月4日 / 最終更新日時 : 2025年8月4日 haekon 東奥異聞 佐々木喜善「東奥異聞」の風景(その3) 飛んだ神の話 今回は火事から飛んで逃げた神様のお話が中心となります。主役は神話に登場するような神様ではなく、「隠し念仏」の本尊「黒仏」や「オシラサマ」、「ゴンゲンサマ」、さらに偉いお坊さんの「杖」といった造形物です。後半 […]