2023年11月15日 / 最終更新日時 : 2023年11月15日 haekon 人間失格 太宰治「人間失格」の風景(その5最終回) 第三の手記(後半) シヅ子母娘の幸せを壊すのを恐れた葉蔵は彼女のもとを去り、京橋のスタンド・バーのマダムのところに居場所を見つけました。そこでも荒れた生活が続きますが、近くの煙草屋の娘・ヨシ子を内縁の妻にしたのをきっかけ […]
2023年11月13日 / 最終更新日時 : 2023年11月13日 haekon 人間失格 太宰治「人間失格」の風景(その4) 第三の手記(前半) 事件の取調べを受けた葉蔵は「父の東京の別荘に出入りしていた書画骨董商の渋田」の保護下に置かれます。その後、渋田のもとから逃げた葉蔵は堀木の家に向かい、そこで出会ったシングルマザーのシヅ子の家に転がり込 […]
2023年11月9日 / 最終更新日時 : 2024年6月15日 haekon 人間失格 太宰治「人間失格」の風景(その3) 第二の手記(後半) 葉蔵は中学の「五年に進級せず、四年修了のままで、東京の高等学校に受験して合格」。東京では堀木という画学生と出会い、行動をともにするなかで都会生活にも慣れていきました。さらに、銀座のカフェで会った女性に […]
2023年11月7日 / 最終更新日時 : 2023年11月9日 haekon 人間失格 太宰治「人間失格」の風景(その2) 第二の手記(前半) 「人間失格」の第二の手記には中学校から東京にある高等学校の時代までが描かれています。そのなかでも今回は、前半の中学生の部分までの風景を追っていきます。大庭葉蔵は幼少期(「人間失格」の風景その1・参照) […]
2023年11月6日 / 最終更新日時 : 2023年11月7日 haekon 人間失格 太宰治「人間失格」の風景(その1) 三枚の写真と第一の手記 「人間失格」は太宰治の自伝的な中編小説で、亡くなる直前に脱稿されたので遺書的作品ともされています。架空の語り手が「はしがき」と「あとがき」を記し、主人公(太宰治≒大庭葉蔵)の手記をはさむ形式で描か […]