2020年5月27日 / 最終更新日時 : 2024年8月24日 haekon 地の星 宮本輝「地の星」の風景(その4) 選挙活動を本格化 井手との結婚までの間、麻衣子を金沢から退避させるために(地の星の風景その3・参照)、熊吾はかつての仕事仲間・丸尾千代麿を訪ねます。彼は麻衣子を事務員として雇うことを約束してくれますが、彼からは子供ができ […]
2020年5月26日 / 最終更新日時 : 2024年6月6日 haekon 地の星 宮本輝「地の星」の風景(その3) 金沢にて 会社の金を横領した井草正之助(流転の海の風景その3・参照)が金沢にいることを知らされ、熊吾は早速会いにいきます。そこで見たのは病気のためやつれた井草の姿でした。その足で、井草の愛人であった谷山節子を訪ねた熊吾は […]
2020年5月23日 / 最終更新日時 : 2024年6月4日 haekon 地の星 宮本輝「地の星」の風景(その2) 活動を開始 熊吾の住む城辺町には商店街が復活し、南宇和でも活気のある場所になっていました。戦後六年を経て、近所の中村音吉がビルマから復員、彼から提案されたダンスホールの開業に乗り出すことにします。さらに、和田茂十の国会へ […]
2020年5月21日 / 最終更新日時 : 2024年5月30日 haekon 地の星 宮本輝「地の星」の風景(その1) 不気味な男の登場 「地の星」は「流転の海」シリーズ(全9巻)の2巻目です。前作(流転の海の風景その1・参照)では熊吾が戦後の大阪で会社を再興し、妻や息子の静養のために会社をたたんで故郷に戻るところまでが描かれました。愛媛 […]
2020年5月19日 / 最終更新日時 : 2023年12月13日 haekon 第二阿房列車 内田百閒「第二阿房列車」の風景(その5最終回) 雷九州阿房列車(後章) 第一阿房列車(・・・その4・参照)と第二阿房列車(・・・その3・参照)でもなじみの松浜軒に宿泊した百閒先生一行は梅雨晴れのなか、池を眺めながらのんびりと過ごしました。ところが、次の日からは本格的な […]
2020年5月13日 / 最終更新日時 : 2024年5月15日 haekon 第二阿房列車 内田百閒「第二阿房列車」の風景(その4) 雷九州阿房列車(前章) 今回の阿房列車は「鹿児島急行『きりしま』のコムパアト(寝台車)」で、前回(第二阿房列車の風景その3・参照)と同じく八代に宿泊、熊本、別府と九州各地を巡ります。先生たちは行く先々で美味しいお酒や地元 […]
2020年5月11日 / 最終更新日時 : 2023年11月30日 haekon 第二阿房列車 内田百閒「第二阿房列車」の風景(その3) 春光山陽特別阿房列車 「春光の山陽本線に、特別急行列車が走り出した。その処女運転に乗ってきた話」というお話です。京都までは夜行の急行銀河で移動し「始発は京都駅で、終着駅は博多」の特急「つばめ」に乗り込みます。車窓からは故 […]
2020年5月8日 / 最終更新日時 : 2024年5月15日 haekon 第二阿房列車 内田百閒「第二阿房列車」の風景(その2) 雪解横手阿房列車 今回は「新潟から帰って来て、間を三日置いて、四日目に又奥羽の横手へ出かけた」という少し忙しい旅です。「雪が解けない内に行って見たいと思った」とのこと。昭和28年の2月末から3月頭にかけて、新潟はかまくら […]
2020年5月7日 / 最終更新日時 : 2023年11月30日 haekon 第二阿房列車 内田百閒「第二阿房列車」の風景(その1) 雪中新潟阿房列車 昭和28年の冬、「あっち(新潟)の方は雪が降って、積もっているというので・・・それを一寸見て見たいと思う」と「阿房列車(「第一阿房列車」の風景1・参照)」の第二段を運行します。「本当の雪と云うもの」を眺 […]
2020年5月4日 / 最終更新日時 : 2024年3月1日 haekon 北の海 井上靖「北の海」の風景(その9最終回) 台北への旅立ち 金沢での充実した日々を終えて沼津に帰ると、いっこうに戻ってこない洪作のことを、宇田教師や祖父、台北の両親などが心配していると伝えられます。宇田のところに謝りに行くと、その場で台北行きのスケジュールを決めら […]