2020年5月4日 / 最終更新日時 : 2023年3月25日 haekon 北の海 井上靖著「北の海」の風景(その9最終回) 台北への旅立ち 沼津に戻る 沼津の町に戻ると都会から遊びに来た男女が「大きな麦藁帽子をかぶり、開襟シャッツに短いパンツをはいている」 光景を見ます。「金沢にくらべると沼津の町は軽快でしゃれていたが、北国の城下町の持つしっ […]
2020年5月1日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 haekon 北の海 井上靖著「北の海」の風景(その8) 金沢での生活(その4) 激しい練習 次の日から始まった四高の練習は今まで洪作が経験したことがないほど厳しいものでした。東大や京大、金沢医大などから四高の卒業性がやってきて見張りながら指導をします。今まで一番弱いように思え […]
2020年4月29日 / 最終更新日時 : 2023年3月28日 haekon 北の海 井上靖著「北の海」の風景(その7) 金沢での生活(その3) 金石海岸へ 海を見に行くため洪作と杉戸、大天井と鳶の4人は武蔵ヶ辻周辺にある電車の停留所に向かいます。当時は金石電気鉄道という路線が運行されていて金沢の中心部と海岸近くにある金石駅をむすんでいまし […]
2020年4月28日 / 最終更新日時 : 2023年4月19日 haekon 北の海 井上靖著「北の海」の風景(その6) 金沢での生活(その2) 弱い奴でも強い奴に勝てる柔道 次の日から四高の生徒に混じって練習を開始。初日から南という一年で最も強い長身の生徒と対戦させられます。「相手の大きな体が動いたかと思うと、洪作は自分の体がふいに宙に舞 […]
2020年4月27日 / 最終更新日時 : 2023年3月25日 haekon 北の海 井上靖著「北の海」の風景(その5) 金沢での生活(その1) 先ずは水分補給 練習を見学した後、洪作は宿泊をさせてくれる杉戸とともに下宿に向かいます。校門の道を挟んだ正面にある文房具屋にはラムネ瓶がバケツに入って売られています。杉戸が2本、洪作が1本飲み干す […]
2020年4月24日 / 最終更新日時 : 2023年4月19日 haekon 北の海 井上靖著「北の海」の風景(その4) 金沢へ 蓮実からの手紙 故郷の湯ヶ島から帰ると蓮実からの手紙が届いていました。「高専大会前の猛練習の最中です。ひどく痩せていますが、元気です。・・・(大会終了後)七月二十日から次年度に備えて夏期練習を始めます・・・もしま […]
2020年4月23日 / 最終更新日時 : 2023年3月25日 haekon 北の海 井上靖著「北の海」の風景(その3) 台北にいく決意 母からの手紙 四高に入って柔道をやりたいと考えた洪作は蓮実から勧められたように金沢で受験生活を送りたいと考えます。そして、親代わりのようにしてくれる宇田教師のところに相談にいきます。「どうせ浪人しているん […]
2020年4月22日 / 最終更新日時 : 2023年4月19日 haekon 北の海 井上靖著「北の海」の風景(その2) 道場通い 遠山 この小説での相棒の一人となるのが遠山です。同級の柔道部員ですが留年のため卒業できませんでした。洪作も中学代表の柔道選手だったこともあり一緒に対外試合に出かけた知り合いでした。沼津で受験勉強をしようと決めた […]
2020年4月20日 / 最終更新日時 : 2023年3月25日 haekon 北の海 井上靖著「北の海」の風景(その1) 仲間たちとの別れ 「北の海」は井上靖氏の自伝的小説「夏草冬濤」の続編です。「夏草冬濤」の時代から数年後、洪作が旧制沼津中学を卒業した大正15年の3月から始まります。 この投稿をInstagramで見る Bookandca […]